ゲーム「アークナイツ」の中の登場人物アンジェリーナというキャラクターの秋のテーマ音楽を制作しました。
当サイトでもこの秋あたりから何だかはっきり目的がわからないようなレコーディングの模様をDiary で更新しており、やきもきさせていたかも知れませんが、公に発表されていることを確かめての投稿です(汗)
すでにnoteやTwitter等SNSで一足先に投稿しておりましてやや出遅れの本サイトではありますが、自分の家、ということで他に書かなかったことも思いつきで書いていきます!
コロナが収束の気配を全く見せないこの夏、私宛て日本語で海外からの楽曲依頼のメールが来ました。それがアークナイツの制作からでしたが一気にざっくりと、しかし曲の方向性は極めてピンポイントでのオファーで、私が作るというのを大前提としている音楽的内容で大変嬉しく思いました。海外で山川 恵津子作品を数多く調べ気に入って貰えて、そして連絡先も調べて届いているメールなのですから。
ぶっちゃけた話、あらかたの予算枠も提示されており、そこまで管理出来ない私は事務所にこの仕事をどうしてもやりたいので予算の管理や契約など協力して欲しいと申し出ました。ここまでストレートな80年代アイドルポップという音楽的な内容。他にもたくさんの音楽家がいる日本で指名とは!
曲も編曲も私であろうそのオーダーは作詞家もシンガーも私に丸投げ、信頼して頂いていればこそ(おめでたい)と思ってしまうのであります!これを受けずにいられない、というか基本全部仕事はやります!
早速に曲のdemo上げをして、サイズは1コーラスで良いしアレンジもざっくりで良いのではないか?と事務所の話でしたが昨今のdemoはそのレベルではなかなかご理解戴き難いというのが私の見解で、仮とは言えそこそこな厚みのある、そしてサイズ感あるものを提出しました。
契約事項も同時だったのでどの辺りまでどう進んでいるのか見えない時間も少しありましたがdemoは一回で気に入って頂き修正もなく、むしろこのサイズでこのアレンジでという手応えでした。
demo音源、オケは全て打ち込みで仮歌も私、コーラスも私、何もかも私でしたがさてこれをどうやって仕上げるかの選択肢を持つことが可能なこの仕事でした。サウンドは生で録ればかなり変わり、どちらがどうとは言い難く、別物となるのですが80年代のアイドル曲は今やそんな存在は無くなっただろうと思う「スタジオミュージシャン」でのベーシックなリズム隊に高級なシンセサイザーをダビングする(当時は概ね個人が所有可能なレベルではなかった)、ストリングス(大人数)を呼ぶ、そしてお決まりのコーラス。このコースがベーシックな方法の一つであります。
現在の方法では当時のマニピュレーターという人がほぼいなくなっているのでそこはやはりいつも通り一人で試行錯誤なのですがリズム隊とコーラスはお願いしてやる方向になりました。
レコーディングは音響ハウスで、エンジニアは渡辺省二郎。
歌にタイナカサチ、ドラム山木秀夫、ベース高水健司、ギター今剛、
コーラスも80年代の一時期には家族より一緒にいる時間が長かった
比山貴咏史、木戸泰宏と私で録りました。
9月21日のリズム録り
後日歌入れタイナカサチさんと
ギターの今ちゃんと私、人間離れ・・・
そして、一回では済まなかったミックスがこの後続き
YouTube やニコニコ動画に無事アップロードされていたのであります。
一部、クレジットの漢字の間違いがありますが私です(汗)
追記としては、
ゲーム音楽のみならずゲームの世界、まぁまぁ私は興味がある方ではないかと思っています。
バーチャルな世界にも魅力を感じていて、これからの時代は決して音学の場は今までの場所とは限らず色んな世界、場所が一体化していく、そんなスペースも必ず増えるだろう(願望)と。
ゲームの世界はそういう広場だろうと思います。
アークナイツ ”秋緒”と題されている曲のタイトルは
「Life is so sweet 」 作詞 Juno 作曲 山川恵津子