2/13 成田国際文化会館へ!
NHK 「新BS日本のうた」公開収録でした。ここ2年位年間4回ほどの割合で編曲の仕事をさせて頂いてます。編成はリズム隊とブラスセクション、バイオリン、コーラスと時折スペシャルな楽器も。ところがアレンジャーの私が本番当日現場に立ち合う事はまず叶わず、スコアチェックがないまま本番という厳しさというか恐ろしさ!キーとテンポ、サイズの確認のために事前に渋谷のNHKでリズム隊だけで録音をするのですが、そこまでです!(伝わってますかねぇ)スコアはもちろんこの時点で全て書かれてる訳ですが最終的な編成での演奏は本番の日のお楽しみ(冷汗)。当日現場で直しなど絶対出ないような完璧を求められています。万が一の事態にはコンダクトと総合音楽監督を任されている佐藤 準さんの寿命を縮める羽目になってしまいます。
まあまあ…この番組はそんな特別な感じですが、演奏する曲目も私に取ってまた特別な感じです。昭和初期辺りの曲もかなりの比率で回ってきますのでモノラルのオリジナル音源では何が鳴ってるのかさっぱりわからなかったり、また洋楽が日本に入って間もない頃のものとなればコードの概念も定まってなさそうです。言わばデタラメに近いものがあり、ところがそれを綺麗に纏めてしまうとアジがなくなり、その塩梅が非常に難しい。そういう力量が試されモノを言う現場と思います。そして、恐らく大編成で演奏されてるところのものをブラス4管で弦の分まで賄ったり。昔の歌番組の演奏はビッグバンドだった事が多く、弦が不在だったのを思い出しますが、そんな感じもありつつ、かつそのブラスが4人しかいない。やりくりに工夫、これもアレンジャーの力ですね!
今回は番組中8曲を担当。美川憲一さんや由紀さおりさんのお歌いになられる楽曲を書かせて頂きました。
オンエアは3/18 19:30〜
ご覧下さいませ!
写真は長閑な会館前の開演前です