香坂みゆき
「黄昏とせつなさと c/w 風にまかせて」
2024 2/28 配信スタート
1. 黄昏とせつなさと
作詞:吉元由美 作編曲:山川恵津子
All Track:山川恵津子
Chorus:香坂みゆき、山川恵津子
2. 風にまかせて
作詞:香坂みゆき 作曲:都志見隆 編曲:山川恵 津子
All Track:山川恵津子
Chorus:香坂みゆき
Producer:田村充義((株)田村制作所)
Engineer:大久保孝洋、佐藤観太(Victor Studio)
Recording Studio:Victor Studio
というわけです!
昨年11月半ばの打ち合わせは小泉今日子さんからのお付き合いでもある田村制作所の田村充義氏と。
みゆきさんにはやはりCity Popのようなオシャレな曲調が再生率が高く(現実的だ!)35年ぶりとなるオリジナル曲はその方向でとの依頼でした。
作編でやらせて頂けるとなると…俄然プレッシャー=やる気⤴︎
作曲オンリーが萎えるわけではなくて編曲共々となると仕事量的に負荷がかかり凄い勢いになるのであります!
さて、またもや聞くCity Pop…。今ではひとつの言葉となり本当の意味合いや音楽的なニュアンスはどうなのか、と考える私です。
City Popはピンと来るようで実は全く来ない、そんな言葉。ともかくそれに振り回されず今のサウンドをと思いました。
そして香坂みゆきちゃんと実際接する機会も何度か持てたこの一年。彼女のサバサバした、それでいて礼儀正しく気取り気のない自然体な振る舞いに感じの良いかただなぁと思っていたところです。今、無理をせずそれでいて新調して似合う私が良いと思うもの、それを着てもらおう!そんな思いで作りました。
作詞は吉元由美ちゃん。
このタイトルがギャップと思われるような視点。とても面白いと感じました。また今どき男女云々はと思わなくもないけれど女性からみた自身のこと、吉元由美ちゃんだから書けるんだろうとも感じました。
Bパートではコーラスが先行して出てくるのですが、この部分は歌詞的に私でなく本人に歌ってもらおうとも思い、それをやったところ実にしっくりきました。
面白いな、と何十年もこの仕事をやってきて感じることはたくさん。
また、少々オタクぽい専門的なことでもありますが今回に限らずエンジニアリング的なボーカル処理もひとつ大きな今の音像を作り出してると思い続けており、レコーディングとMIXを担当してくれたエンジニアの大久保くんと相談してそこも狙い、叶えることができました。
DAW で作る今のスタイルとなってから独りでの作業時間がほとんどになってしまうのですが、やはり現場が何より吸収できるという今も昔も変わらないレコーディングなんです。
vocal recordingは私のふるすのようなVictor studioで。
Victor愛、まあなかなか強い私にとってはニッパーくんに何回も会えて嬉しかった年末年始でした。