12/21 森川美穂 アルバム「Love Letter」がリリースされました。
夏に進捗状況をこちらのサイトでもお伝えしたように7月からレコーディングを進め私が関わらせて頂いた楽曲は作編曲で「海は泣かない」「誰?」編曲では羽場仁志さん作曲の「それだけのこと」鮎川めぐみさん作詞 浅田直さん作曲の「Kiss」です。「Kiss」以外は作詞が松井五郎さん。
自分の最近のレコーディングにしては稀な生リズム隊でこのうちの2曲を録りました。
エンジニアはVictor studio時代から沢山の仕事を共にした梅津達男さん。
MIXエンジニアも全曲梅津さんで。
リズム隊のメンバーは森川美穂さんがライブ活動でご一緒されている皆さん。
この割り振り(生か打ち込みか)はディレクターの西嶋氏によるもので、まずはこちらを優先すべき立場だと思っています。
打ち込みと生の予定が急遽入れ替わった辺りは相変わらず振り回されておりましたが。
どこの現場もそうなのかもしれないけど、殊更森川美穂さんの場合は彼女のスケジュールが非常に限定され日数というより日にちの縛りが厳しく融通が効かないことかも。
実質の時間はとても効率よくタイトに行えたと思います。
「海は泣かない」はCity Popという注文でしたが参考曲として言われたものが80年代のそうであったには違いないけれど全くピンと来ず曲先行であのような曲とCityPopを自分の中で結びつけれるのか葛藤があり悩んでしまったので松井五郎さんに詞先で書いて欲しいとお願いして作りました。
歌詞を見れば参考曲には捉われずに自分の思い描く雰囲気のものがかなり早く書けました。
松井くんには頭が上がらない…。ありがとうございました。
一方の「誰?」は不思議な世界観の曲で、という注文でこちらは曲先で。
オール打ち込みで考えていたところ西嶋氏の注文でドラムベースは打ち込みから生に差し替えましたが、元のデータとほぼ同じように演奏するのは大変だったと思います。
個人的にはこの曲のコーラスのビブラートのかけ具合が前々からやりたかった掛け方ということです。
これは専門的な話なのでここでは省きます。ではどこで?!なのですが。
非常に残念なのは配信されてないみたいなので
CDをお買い上げ頂くしかありません。
私もiTunes Storeからは買うことができずマックユーザーにはちょっと使いにくいことになってしまっておりますが。
これも専門的なことなのですが簡単にいうとiTunes Storeで楽曲を買わないと動画には使えないのです。自分のライブラリーには外からwavを取り込んでも入らない。(ただし私の携帯のアプリだとそう)
お手軽にムービーに音を乗せられず宣伝できない。残念!
ですのでぜひ、Amazonやタワーレコードなどでお買い求めになって1人でも多くの皆様にお聴き頂きたいと切に思っております。
1/9に渋谷タワーレコードでトークショーがあり私も出ますのでご都合が宜しいかた、会いに来てくださいね!