デビュー40周年を迎えた早見優の魅力を詰め込んだCD3枚組のアルバム「Affection ~ YU HAYAMI 40th Anniversary Collection ~」がリリースされた。
これまでのヒット曲と昨年そして今年新たにレコーディングした4曲を網羅した全42曲収録。
去年の作品は半崎美子さんの曲に優ちゃんこと早見優さんが英語詞を付けた「Dear Earth」でこのALBUMには配信されてきたものとは別のAffection mix が収録されている。
歌はLove Earth Project という複数で構成されているチーム。
今回はより一層個々の表情が窺えるような歌いわけとなっており遠隔でそれぞれの音声を収録し集めた、世代や場所を特定のものにせずタイトルのような地球規模!(大袈裟?)でハートフルな仕上がりに。
リミックスに当たっては優ちゃんの希望を充分に踏まえティーンで参加してくれたありさちゃんかれんちゃん(優ちゃんシスターズ)やMia ちゃん、今回のバージョンの冒頭を優ちゃんと飾る最年少 SAKUra の声が一段と輝いている。テーマ「地球」のごとく母なる愛をも演出できたかと思える憎いばかりのキャスト揃えとなっていた。[DISC 3-08]
また、今年の新曲3曲は全てアレンジを任されたがどれも個性あふれる秀作だと自負している。
作詞:野村義男 作曲:平井夏美 「今が一番好き」は
豪華にも松本伊代ちゃんと森口博子ちゃんのトリオで歌い、作詞に止まらず野村よっちゃんはギターも弾いてくれた。
3人歌入れの日にはスタジオに順に入りあっという間に間奏に台詞を入れる案が決まりあっという間にその内容が決まっていく様を目の当たりに見て、この人たちは本当に鍛え抜かれていて機転が利きやはり80年代アイドルをやってきた人半端ない!!!とものすごく感動した。実は今回一番の非日常で衝撃だった・・といえばそうと思う。
曲のテイストは80年代POPの流れを掴み海外で持て囃されてもいる最新のJapanese City Pop Sound になった。[DISC 3-11]
作曲者の平井夏美さんとはこの曲のプロデューサーでもある川原 伸司さんなわけも納得頂けることだろう。この度は新録に当たってもトータルのP ですから。
優ちゃんのお嬢さん姉妹との作品「make lemonade」これもお薦め推しの一曲。
作詞:早見優 ArisA 花れん 作曲:山川 恵津子
去年のレコーディング以来私の中では日本人にはない表現の仕様を持っているありさちゃんかれんちゃん姉妹でなんとも言えぬ脱力感(チルな・・・と言えば?)はまさに好みの声質と歌唱力の持ち主と認識している。
曲先で作ったこの曲のテーマをまた天才早見優ちゃんが仕上げて来た。「Make Lemonade」とは英語圏の諺にあるらしく人生レモンをいっぱい投げられて辛いときにはそんなレモンをレモネードにしちゃうといいよ!美味しく飲んじゃう(とまではわからないけど多分・・・w)ということを詞にしたんだって。当初は全部英語という話で聞いていたが上がってきたら半分日本語だった。この辺りの勢いというか臨機応援さ加減も先に述べたような80年代タダモノたちじゃないな!という風に感じた。
曲のテイストとしてはCity Popということは意識なしではあるけどやっぱりおしゃれは外せない、言えば欧米ではややインディーズ寄りな味もあるかも。インディーズとは響こそ地味目だけど高尚なところも多分にあり決して多数派でもないのでそれでいいのだ〜。
歌入れは8月にも掛かり大学の夏休み帰国中のありさちゃんかれんちゃんと共にいれたので私にも思い出深くなること間違いなしの今年の夏となった。二人また日本を離れるのが正直非常に寂しかったよ・・・・。[DISC 3-10]
左がありさちゃん 右がかれんちゃん 二人とも大好き!! 🍋🍒
最後を飾るのは作詞:Annie 作曲:美勇士
「Your Last Woman」
今の早見優だから表現できる一面とも言える詞曲。作家のアン・ルイスさんとは長く深い仲なのだと思う。作品にはお二人の関係の深さを感じてしまう。曲が仕上がるまでの過程を見ているので尚更なのだと思うけど。曲調としてはこれまでになかったらしいバラードでこれも一つ早見優としては一大チャレンジだったのではないかなと思っている。でも80年代アイドルやってたので鍛えられていてこういうのもサッと(一見)やってのけてしまうところ流石。[DISC 3-12]
新しい作品は一つずつ強い個性でこれまでとはまた違う。40周年が区切りではないとしても新世界を切り開く早見優ワールドを感じずにはいられない。
最後に、
この40周年の集大成とも言える3枚組CDには今までのヒット曲が詰まっていて、優ちゃんには楽曲も提供してきたけど自分のはまぁ、ないだろうと思っていたらあった!!DISC 2-13
「ほほ笑みあえる」これはアレンジだった。聴けば確かにらしいところがあり記憶も蘇ってくる。アレンジのそこここに自分のスタイルが見受けられ工夫を凝らした苦労も思い出すと言うもの(笑) DISC 2-13]
多数アレンジ、作曲してきたというのもありこのアルバムは自分の音楽史の一片を表してもいて何よりも嬉しいのは過去のモノと今現在のモノどちらにも居られるということ。
過去の作品は作家陣の素晴らしさもどの曲もものを言い全体の密度が濃く、これらを十二分に受けて立つフレッシュな新曲も是非ともお聴き頂きたいです。
再会させて頂けたことに感謝!!
配信はコチラから → Affection
✨✨👩❤️💋👩聴いてね!