昨年自身初のソロアルバムをリリースされたのをきっかけにキャンディーズ解散以降お休みされていた音楽活動を再開された伊藤蘭さん。長いブランクでしたが、やっぱり蘭ちゃんだ!と思うシーンがたくさんのコンサートでした。私は去年に引き続き今回も編曲で参加。コンサートはそれぞれの形式やスタッフ・メンバーですがこのようにステージ上にアレンジャーがいない場合もあります。伊藤蘭さんの場合は音楽総監督兼バンマスが我らの仲間であり尊敬する先輩の佐藤準さん。準さんもアレンジもありキャンディーズ部分のあるところは私であったり、色々です。バンド演奏のオリジナル曲がセンス抜群でさすがな佐藤準さんなのです!オープニングも素晴らしかった〜!

今回もキャンディーズ楽曲をお任せ頂き光栄でした。やはりアイドルもので特にコーラスが沢山あるものは自分で言っちゃいますが十八番みたいなところもあり、70年代のもののようにデータがなくてもそれになるべく近く、伊藤蘭さんソロコンサートとは言え、やはりキャンディーズはソロともまた違いやっぱりキャンディーズの伊藤蘭であってほしいと多くの人がそう思うのでは・・・。というわけでこれを再現するにはアイドル路線からは離れられないというのでトラックには私のコーラスがふんだんに入っています。当時の音源を聴き、歌い回しやトーン、なるべく近く、すーちゃんやみきちゃんにはなれなくても華のあるアイドルっぽい感じにと試行錯誤で頑張ってみました。

前回の曲に加え、「暑中お見舞い申し上げます」「微笑み返し」などなど、よく聴けばオリジナル自体3人では再現不可な多重。本番中ではうちで録った私のコーラスもそこここに聴こえているわけです。

ところで、蘭さんとは70年代の終わりにドリフターズの「8時だよ全員集合」で毎週ご一緒させて頂いており、と言ってもこちらは大学生のバイトの分際で聖歌隊やエンディングテーマの女声コーラスをやってた訳ですが(ババンババンバンバンのときキャンディーズと上下に分かれて歌ってた)微妙に地方寄りの東京近郊のホール収録だったので狭い楽屋は大抵キャンディーズと同じ部屋を使わせて頂く事になってしまっていました。当時のキラキラしたお三方は本当に眩しかった。でもたまに聞こえるその会話は極一般的な20歳前後の女の子の会話だったのを覚えています。持ち物の話とかね!本当に普通、そしていつも楽しそうで仲良しなんだと思えました。毎週会えてもやっぱり別世界の輝かしい存在でした。蘭さんとは今回、そんな昔話もして楽しかったです。

2・15初日を新宿文化センターで大成功のうちに終焉し、この後は4月まで全国に行きます。私は同行致しませんが音で参加しています。

ぜひ蘭さんの今、観て頂きたい!カッコいいと思います!!

伊藤蘭オフィシャルサイト

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